介護業界への転職とグローバル化
介護業界は現在、慢性的な人手不足です。
今、「現在」は確かに、猫の手も借りたいほど人がほしい施設が多いと思います。
実際、自分も何社か面接を受けさせていただきましたが、全て採用されています。
では、介護施設を選ぶとき、どんな所に気をつけて求人を見た方が良いのかを、自分の経験からいくつか紹介していきたいと思います。
まず、株式会社か社会福祉法人両方とも経験した事があるのですが、自分は社会福祉法人の方をオススメしたいと思っています。
その理由は、社会福祉法人の方が、賞与及び退職金がしっかりとある所が多いからです。ちなみに、自分が現在働いている障害者施設は賞与4.5ヶ月、退職金の他に退職金共済に加入しています。
株式会社の施設で働いた事もあるのですが、その時は、確かに基本給は良かったのでが、賞与が1ヶ月だったり、退職金はありませんでした。他にも株式会社が営利法人なのに対して、社会福祉法人は非営利法人なので、社会福祉法人のほうが、のんびりとした印象がありました。
ただ、早く役職に就きたいと野望がある方は、出来たばかりの新しい施設なんかで働くとすぐに、リーダーや主任に付ける可能性があると思います。
今から、ここはきちんと入社する前に聞いといた方が良いよ!という部分を教えていきたいと思います。
1.(夜勤の回数) 入る前は求人票に月4日ほどと書いてあったが、実際は、月に8日ほど夜勤があった。
2.(同性介助) 異性介助は行わないと言われていたが、実際は、バリバリ異性介助も行っていた。
3.(運転の有無) あまり、運転が得意ではない人もいると思うので、運転に自信がない方は、自分が運転するのか、もしくはドライバーを別で雇っているのかを聞いた方が良い。
4.(基本給) 基本給を低く抑えて手当で、お金を増やそうとする。基本給は、賞与や残業代、退職金等、全てに反映されるので、基本給が低い会社は要注意。
5.(有給の有無) 有給がきちんと使えるかは絶対にちゃんと確認した方が良いです。
自分は3年弱働いた施設は一日も有給を取らせてもらえませんでした。今まで、有給は労働者の権利として当たり前に取れるものだと思っていたのでびっくりでした(笑)
以上が、入社前に確認しておくべき点です。
ここからは、介護とグローバル化について述べていきます。
冒頭でも書きましたが、「現在」は確かに介護業界、人手が足りていません。事実です。しかし、これからは、無資格、未経験では厳しくなるかもしれません。
今までは、日本人だけで職を争っていましたが、これからは、外国人やロボットが介護職を奪っていくかもしれません。
現に、自分のいた施設では、フィリピン人やインドネシア人が働いていました。勉強熱心な方が多かったので、志がない人は、彼らに仕事を取られてしまいます。
また、ロボットやAIがどんどん進化する度に、介護職の人数も減っていくと思います。
なので、現在人手不足だから資格も経験もなくても大丈夫と考えている方は、危機感を持って、少しでも自分のスキルを上げていくようにしていってほしいと願っています。